こんにちは!けい(@keichan_blog)です!
今回は、「正直不動産」第2巻の見どころ&感想をまとめた記事です。
こんな方にオススメ!
・不動産に興味がある
・不動産業界について知りたい
・不動産関連の知識を知りたい
ネタバレを含みますので、ご注意をお願いいたします。
前巻はこちら!
総合評価
Amazonと楽天でのレビュー評価はこちら。
Amazon
カスタマーレビュー 4.5(440件)
楽天
ブックスのレビュー 4.27 (8件)
楽天Koboのレビュー 4.2 (2件)
- 2021年8月14日時点のデータとなります。
あらすじ
各界から大反響!!痛快皮肉喜劇。
嘘が上手くつけなくなった、かつての凄腕不動産営業・永瀬。
課長への昇進どころか、成績急降下により、クビの危機に…!!
売り上げ増と正直営業の狭間で藻掻き苦しむ日々を過ごす。
不動産屋と消費者の情報格差に鋭く斬り込む大反響コミック第2集。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ]
今回の第2巻は、桐山との競い合い、不良物件、藤原課長とのやり合いが主ですね。
第1巻時点の桐山は、あまり好きではなかったです。
2巻を読むうちに、こいつはいいヤツだと思いました。
一方で、藤原課長はあまり好かないですね。
永瀬はもちろんのこと、桐山とも衝突しますからね。
今回も読みどころが満載でした。
印象に残ったセリフ・シーン
これが俺の新しいスタイルだ
「第8直 新・中間省略登記(後編)」から引用。
土地の買い手探しで競っていた相手が桐山と知り、絶対負けないと誓う永瀬。
翌日、お客さんに実際の土地でメリットを話し、デメリットについても説明するシーン。
デメリットは言う必要のないことだけれど、本音で営業することを決めた永瀬は説明していきます。
説明を聞くうちに、不安になるお客さんにこう伝えます。
教えましょう。
不動産を選ぶ際の極意を。
それは諦めること、妥協することです。
なぜなら、完璧な物件など存在しないのですから。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第8直 新・中間省略登記(後編)」
住む地域や場所、価格、すべて条件が完璧なら、物件の値段はより高いものになります。
これは不動産だけではなく、何事にも当てはまることです。
すべてを取ることはできないから、何かを諦め、妥協することが大切になる。
さらに、ご主人がIT企業ということで、こうも言いました。
ご存知でしょうか、スティーブ・ジョブズの言葉を。
「何を捨てるかで誇りが問われ、
何を守るかで愛情が問われる」という。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第8直 新・中間省略登記(後編)」
快速が止まらない駅が最寄りのため、通勤時間が引っかかっている。
しかし、家族のことを思えば、良い物件であると伝える。
何を諦めて、何を守るのか。
この重要性に気付かせてくれました。
営業として、俺は、おまえに負けたんだ
「第8直 新・中間省略登記(後編)」から引用。
買い手探しで競っていた桐山に負けた永瀬。
しかし、桐山が売り値を低く報告したことを知った永瀬は詰め寄ります。
桐山は社長に報告されると思ったが、永瀬は報告しないことを伝える。
桐山は強請られると思ったが、遮って言います。
ナメんな。
金じゃねえんだ、これはプライドの問題だ。
営業として、俺は、おまえに負けたんだ。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第8直 新・中間省略登記(後編)」
桐山が探してきた買い手の金額の方が多かったため、永瀬の負けであった。
それだけでなら報告しようと考えていたが、もう一つ負けたことがあった。
土地の持ち主 衛藤さんから、毎日お昼に来て、散歩の付き添いをしていたことを知った永瀬。
自分にはそんな根気もないこと。
桐山の父親についても知った永瀬は、自分の負けを認めたのです。
桐山がやろうとしたことを会社に報告しない代わりに、衛藤さんのアフターケアを含めて最後まで対応することを伝えました。
翌日、桐山は正しい売値で修正報告しました。
桐山が裏で毎日散歩の付き添いをしていたとか、
父親の不遇を知ったときに実はいいヤツだなと思いました。
「正直に営業する」?
「第10直 建築条件付土地売買(後編)」から引用。
竹鶴工務店が作業を丸投げするために欠陥住宅しか立たない土地を売ることになった永瀬。
調べれば調べるほど、問題が出てくる。
ダメ元で作業を丸投げされている秋川工務店の作業場に行くことにした。
現場責任者に欠陥住宅を売れないと講義する永瀬。
しかし、現場責任者は作りたくて作っているわけではなかった。
零細工務店が生き残るためには、足元を見られたひどい要求にも対応していかないといけない。
会社の命運と社員、その家族の生活がかかっているから、腹括っていると反論されてしまいます。
雨が降る中、永瀬はこう思いました。
何やってんだ、俺?
「正直に営業する」?
こっちの理屈を一方的に現場に押し付けてるだけじゃねーか。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第10直 建築条件付土地売買(後編)」
そう思い、永瀬は現場の手伝いをすることにしました。
確かに、自分の都合で相手に一方的に押し付けるのはよくありませんね。
それぞれにやらなければならない理由はありますからね。
作業した後、ずぶ濡れで会社に戻った永瀬。
月下からタオルを渡され拭いていると、桐山が温かい飲み物を持ってきてくれます。
そこで、桐山に宣言していたトップ宣言を撤回します。
「らしくない」と桐山が言うと、今あったことを伝え、こっちの独り善がりだったと言いました。
その後、社長から呼ばれ、戻った永瀬は桐山に来月はいないかもしれないことを伝えます。
その後から話の最後まで、桐山がいいヤツです。
どのようにいいヤツかは読んでみてください。
クビになりました、僕が
「第14直 告知義務(後編)」から引用。
お客さんが契約直前に事故物件であることを暴露してしまった永瀬。
それについて、新キャラ 藤原課長と問答になってしまいます。
その後、このお客さんが実は桐山が紹介したお客さん(児玉さん)であったことが判明する。
このことを初めて知った永瀬は成約をご破算したことを桐山に謝罪。
桐山は詳細を確認しなかった自分も甘かったと言います。
ここの1コマがなんか盟友みたいで個人的に好きです。
この件について、児玉さんの誤解を解いてほしいと頼んだ桐山。
しかし、藤原課長は桐山に責任をなすりつけました。
このことで、桐山は我慢の限界で社長に直談判しにいきます。
戻ってきた桐山はクビを告げられたことを言います。
桐山か、藤原課長なら、課長を選ぶと社長に断言されてしまったそう。
永瀬は掛け合うかを聞きますが、断る桐山。
桐山が永瀬に言います。
わかってますよね?
僕はあなたのことが大嫌いです。
もう、毎日あなたと顔を合わせなくて済むと思うとせいせいします。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第14直 告知義務(後編)」
この時の桐山には哀愁が漂っています。
桐山、お前の活躍を忘れないぞ。
俺は辞めない
「第14直 告知義務(後編)」から引用。
桐山がクビになったことで、会社に不信感が漂ってしまいました。
月下は退職を悩んでいることを永瀬に伝え、辞める気はないのか質問します。
永瀬は辞めない意志を示します。
月下の悩みに対して、永瀬が思ったことを回答していきます。
つまりな、会社や藤原課長に「売り手や貸し手ばかり優先するのは間違いです」って言いたいなら、「買い手や借り手と誠実に向き合っても売り上げを上げられます」ってことを、数字で証明しなきゃいけないってこと。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第14直 告知義務(後編)」
それでも、まだ月下は納得できないみたいです。
さらに、永瀬は宣言します。
絶対、嘘をつかずに営業して藤原課長の成績を抜いてやる。
引用:正直不動産 2 (ビッグ コミックス) [ 大谷 アキラ ] 「第14直 告知義務(後編)」
そして、月下に辞めるとか言うなと発破をかけます。
電話が同時にかかってきて、戸惑う永瀬。
固定電話の方を取る月下。
携帯電話の方を取る永瀬。
いいチームワークが発揮していますね。
永瀬が藤原課長の成績を抜くのがいつになるのかが楽しみですね!
まとめ
今回は、桐山がいいヤツとわかりました。
会社をクビになってしまいましたが、別会社で再会することに期待です。
永瀬は新しいスタイルでの営業を始めました。
ただの独り善がりにならないためにも、頑張らねばなりません。
まだ成約につながった描写が描かれていないので、成約したところを早く見たいです。
次の巻は売りたい物件に人が住んでいるという状況をどう対応していくのか。
どうするのかな。期待して読んでいきます!
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